スプリンギンマガジン
Springin’ クリエイターインタビュー -ちびこんぶさん-
スマホでゲームがつくれるアプリ「Springin’(スプリンギン)」 では、年齢性別国籍関係なくさまざまなクリエイターが活躍しています。
クリエイターインタビューでは、クリエイターとSpringin’ のストーリーをご紹介します。
クリエイターからクリエイターへ、つくる楽しさが広がっていくことを目指して…
ちびこんぶさん
なんと、キニナルワークに選ばれた数が100個に到達🎉
Springin’ を始めて1年半の大人気クリエイター!Springin’を初めて遊ぶ方は、まずちびこんぶさんの作品にご注目!
一番使いやすいビジュアルプログラミング
ナナミン(以下、ナ)どうしてSpringin’ を始めたんですか?
ちびこんぶさん(以下、ち)もともと、ものづくりが好きでした。小中学生の頃はPCでゲームを作るソフトをやってみたこともありますが、その時は挫折して…。
大人になってからビジュアルプログラミングのツールをいろいろ探していた中で一番操作がしやすかったのがSpringin’でした。
最初は素材が何もなくて、内部の仕掛けも画像も作らないといけないから大変なアプリなのかなと思いました(笑)
ち)ネジ一本から作るような…まっさらすぎる!
素材がないから個性が出る「すごいアプリ」
ナ)そこからどうしてSpringin’を続けようと思ったんですか?
ち)素材がないからこそ他のビジュアルプログラミングより個性が出せたし、他の人の作品も個性的で面白くて!
仕掛けを見てもパッと見て答えがわからないのも斬新で、そこにも作る人の個性が出ていたので「すごいアプリに出会ってしまったな」と思いました。
人によって違う仕掛けの配置や試行錯誤の跡が見えるのも楽しいです。
ちびこんぶさんの『オンドセッテイ』の仕掛け。パーツが大きくて整頓されてます!
ナ)ちびこんぶさんの作品は仕掛けが見やすいからこそ初めての方のお手本にもピッタリですよね!
可愛い思い出を形に!
ナ)作品はどこから発想しているんですか?
ち)勉強する時にメモの端っこに描いていたキャラクターなどから考えています。新しく作ったキャラもいますが、自分の手癖で描いて気に入った子を使うことが多いです!
基本的に可愛いものが好きなので、記憶にある可愛いシーンや思い出から考えることもあります。
例えばすごくワガママなキャラの『うさたん』は、妹の憎めないワガママさを抽出して作ったり。
『ワガママなうさたんの冒険』
あとはTVの『はじめてのおつかい』を見て子どもが荷物をどんどん落としてしまっているのを「大変だけど可愛い」と感じたことだったり…。
ナ)日常のエピソードとキャラクターを組み合わせて作られているんですね!
Springin’を勉強し尽くして他の人の助けにも
ナ)思い入れがある作品はどれですか?
ち)『スプリンギン初心者ドリル』です。Springin’を勉強し尽くそうと思って作りました。自分が困っていることは他の人も困っているのではないかなと思って、「他の人も使いやすいように」と四苦八苦しながら作ったんです。
チュートリアルのような作品!
最初は属性のアイコンを見ただけで作ろうとしましたが、わからなくて属性一覧を見まくりました。リセットをタイマーだと思っていたりしたので(笑)
当時は本もなかったのに他の人の良い作品を見て「どうやって勉強してるの?」と思っていました。
ルールをわかりやすく、みんなが楽しめる場に
ナ)ちびこんぶさんの作品から学んでいるユーザーさんは沢山います!「ちびこんぶさんは実はSpringin’運営メンバーなのでは?」という声もあるほどです(笑)
ち)みんなが楽しめる場になればもっとものづくりが楽しくなるかなと思っています。そのためにもっとワークが売れて、もっと楽しいワークが増えたら嬉しい。
『すぐ分かる著作権』『スプリンギンでもしもルール違反を見つけたら』
『売れそうなワークのつくりかた』
自分が幼い頃、様々なルールを「どうしてルールがあるかわからない」「意味がわからない」と感じた記憶があったので、想像できていないところをカバーできるようにと考えてワークを作っています。
『ちびこんぶフォント』は「文字が欲しい」という声があり、個々に答えるよりワークを作ったほうがみんなが喜ぶかもと思って作りました。
こだわりとテンポの良さに惹かれる
ナ)気になるクリエイターさんはいますか?
ち)ありがとうさんの『ゴールまで動かすゲーム』が面白かったです。シンプルですが、こだわりを感じます。
他の作品も凝っていて、これからもすごいワークを作られそうだなと思っています!
片耳失ったスティッチさんの『スライムの冒険』には驚きました。敵の能力を奪って変身していくゲームなんですが、テンポが良い!
私もこのテンポの良さで作ってみたいと思ったんですが、できなくてちょっと悔しくなりました(笑) センスがあるなと思いました。
新着ワークから面白い作品を発掘!
ナ)着眼点がさすがですね!いつもどうやってワークを探していますか?
ち)新着のワークからジャンル別に幅広く探しています。面白い作品を人気にするために新着から探してコメントをつけています!
ジャンルごとに新着を見ています。
ナ)ワークの中身を研究したりはしますか?
ち)慣れてきてからは見るようになりました。最初は見てもわからなかったので全然見ていませんでしたが、作ってみて初めて理解できるように。
私はiPhoneSEでやっているので、仕組みが小さいと分解できない(笑)
それもあって、自分が作る仕組みは大きいパーツだけで作っています。
発想の転換から刺激を
ナ)思い入れのあるコンテストはありますか?
ち)始めてすぐだった「手書きモノクロワーク」です。白黒の制限の中で出てくる作品の幅が広くて面白かったです。透明のパーツを作れることもここで初めて知りました。
応募しなかったコンテストの方で思い入れのあるものもあります。船のコンテストは、あみだくじとか様々なものが掛け合わされた作品があって発想の転換がすごかった!
私自身は砕けた発想ができないので、個性が光っている作品を見ると「やられた!」と思います。
人のことを考えている人ほど人気になる
ナ)Springin’を始めてから変化したことはありますか?
ち)自分の作品の主張が激しくなったというか…鮮やかになってきました。初期の頃はあえて控えめに作っていましたが、だんだんタイトルの文字が大きくなってきたり。
最新作『モンスターの世界』枠にとらわれずデザインの幅が増えてきました。
おしゃれに、シンプルに、というよりもわかりやすさを重視するようになりました。
マーケットでも、細かい気遣いができている人ほど人気になっている気がします。スタートボタンがわかりやすかったり、リセットボタンを間違えて押さないように離れた位置に作っていたり。
人のことを考えて、求められていることに答える能力は個性として作品に現れるなと思います。
様々な立場の人のことを考えて、作品でみんなを幸せに
ナ)なるほど、見る人にとってより良い作品になるように変化したんですね。
ち)そうですね。いろんな立場の人のことを考えるようになりました。受け手の幅が広がったからこそ、作品を通してたくさんの人を幸せにしたい。
以前、読んだ「目が見えない人がどうやってゲームをするのか」についての記事が興味深くて。
例えばRPGは音で判断するそうです。3Dのゲームではそのような配慮が難しくなったそうですが、Springin’なら工夫できそうだなと思います。
届けたい対象に自分の手段でどう表現するのか、みんながどう作るのかも気になるのでそういったテーマのコンテストもやってみたいです。
様々なクリエイターと作品に光を当てたい
ナ)面白いですね!他に今後Springin’であったらいいなと思う企画はありますか?
ち)デザイン重視の人と仕組みを作るのが得意な人がコラボする企画とか!
中身が面白くても表紙のデザイン次第でダウンロードされにくくなってしまうので、面白い仕組みを作れる人と絵が得意な人の両方が活躍できるといいなと思います。
あとは、他の人のおすすめの作品を紹介できる機能も欲しいです。みんなに見てもらいたい作品を自分のワークに紛れて広告を出したい(笑)
いい作品が埋もれてしまうのは勿体ないので、たくさんの人に光が当たるようになってほしいです。
Springin’はどんな人でも楽しめるから好き
ナ)Springin’の楽しさはどんなところですか?
ち)どんな人でも楽しく遊べて、作れるところです。文字がなくて、年齢関係なく自分の思ったように絵を動かせるから遊んでみようと思える。どこからでもウェルカムだなと思います。
私は昔からものづくりが好きでしたが、Springin’を始めて楽しいと思うことが増えました。様々なものをみて「これ作品に使えるな」とどんどん昇華させていくように変わってきました。
つくることは生活の中心
ナ)ちびこんぶさんにとって作ることとはなんですか?
ち)生活に根付いているものです。昔から思いついたらポンポン作ってきたので、ものづくり中心に頭が回っている感覚があります。
折り紙やクレヨン、油彩…物理的につくることが多かったですがSpringin’でデジタルで描くことにも慣れました。
コンテストを通して初めてアイビスペイントも使ってみました。いつもの手癖の絵を描きましたが(笑)
Springin’で自分らしく創作に向き合ってみては
ナ)これからSpringin’を始める人へメッセージをお願いします!
ち)説明しなくても楽しいから逆に難しいですね(笑)
イラストを描いてるだけでも楽しい、仕組みをつくるともっと楽しい。
ゼロから自分で考えて作ることもできるし、作るテーマが思いつかなくてもいろいろなイベントがあるのでお題に合わせて作ることもできます。
さまざまなクリエイターさんにアイデアをもらいながら自分の作品を作っていけるのが楽しいですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ちびこんぶさんの作品はSpringin’の「みんなが楽しめる世界観」の象徴だなと思っています。いつも本当にありがとうございます!
優しい気持ちが溢れているちびこんぶさんの作品でぜひ遊んでみてください!
Springin’ クリエイターインタビューでは、引き続きさまざまなクリエイターさんの物語をご紹介していきます!
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