スプリンギンマガジン
Springin’ クリエイターインタビュー -Poalo65さん-
スマホでゲームがつくれるアプリ「Springin’(スプリンギン)」 では、年齢性別国籍関係なくさまざまなクリエイターが活躍しています。
クリエイターインタビューでは、クリエイターとSpringin’ のストーリーをご紹介します。
クリエイターからクリエイターへ、つくる楽しさが広がっていくことを目指して…
Poalo65さん
懐かしさを感じるレトロゲームのような作品が多数オススメワークに!
実は、NHK『今日の料理 ビギナーズ』でイラストを担当されている伊神彰宏(イカミアキヒロ)さんでした!!
ーお仕事について教えてください
今は料理番組のイラスト、アニメーションを制作しています。
過去には『ひとりでできるもん!』の舞台装置や衣装などを全てデザインしていました。
元々はデザインの仕事をしていましたが、イラストの方に行きたいと思っていたらNHKがアートディレクターを探しているとのことで。
まだ今ほどインターネットが栄えていなかった時代だったので、趣味でホームページをやっていたらやりたいことに繋がりました。
ー『今日の料理ビギナーズ』の伊守さんを見て、レトロゲームがお好きなクリエイターさんなんだなと思っていました
台本に沿ってアニメーションを作っているのですが、好きなものを入れてみたら盛り上がったので(笑)
【新作随時追加】NHKきょうの料理ビギナーズ 伊守さんTシャツまとめ
古いゲームは大好きです。PC、コンシューマー、アーケードもなんでもやりますし、古いゲームを作っている人も好きです。オジたちの作品を待っています(笑)
ーなぜSpringin’を始めたんですか?
友達の影響で息子がやりたがったので、タブレットを買って一緒に始めました。子どもがやるなら自分も知っていたいから、と触ってみたら物理エンジンが面白くて気に入りました!
アニメーションを早く動かせるのがいいですね。初期の頃はアニメーションを色々実験していて、Springin’のYouTubeで紹介されて嬉しかったです。
たけぽんは『ガイコツのゆみ』から推してました
ー創作ツールとしてSpringin’はどんな印象ですか?
絵を描いてすぐに使えるのと物理エンジンがすごい。昔PCでゲームを作ったこともありましたが、そこまで作るのが難しいんですよね。
仕事では別のツールで絵を描きますが、Springin’では全てSpringin’で描いています。その方が素材の色を変えることもできていいかなと思って。
素材ワーク『魔物とかアイテムとか』はなんと全部Springin’で描かれています
ー貴重な素材ワークをありがとうございます!これはなぜ作られたんですか?
子どもがマーケットにアップした作品のダウンロードが増えずに悲しがっていたので、「素材を使えばもっと増えるかも」と。
あわせて、「目立つタイトルにしよう」とかアドバイスをしました。
素材の使い方の参考にできるようにRPGも作りました。素材ワークはダウンロードしないとどんな素材が入っているか分からないのでゲームがあった方がいいなと。
『ゼッタイ負けないRPG』
ーSpringin’の使い方はどうやって習得しましたか?
触ってて大体はわかりましたが、ベストな方法は他の人の作品を見て研究しました。「動くからいいや!」と直感で作るので技術は洗練されていないです。
自分はどこまで作れるのか考えながらどんどん付け足して作っているので、最初から完成されている作品の中を見ると難しいかもしれません。
ゲームを考えると大風呂敷を広げたくなりますが、「まずは自分のキャラが気持ちよく動くように」から始める。子どもにも最初から大きな設計図を広げない方がいいと伝えています。
『ゴールまで遠い』テストで作ったら面白かったので公開しました
ー他にはお子さんとSpringin’を通してどんなコミュニケーションをされていますか?
自分の作ったゲームを子どもがクリアできたのが一番嬉しかった!
当時保育園児で、まだゲームをクリアしたことがなかったので。将来、「初めてクリアしたのは父ちゃんのゲームだ」と言ってもらえたらなぁ(笑)
ゲーム作りは子どもたちとの勝負だなと思っています。『絶対負けないRPG』は「むずかしい」のコメントをつけられないようなゲームを作ってやろう!と思ったのがきっかけでもあります。
でも、Springin’で作る範囲では作りたいものを作っていいところを受け取ってほしいと思うので評価はマイナスな面もあると思います。
相手の年齢層も分からないので、「むずかしい」のようなフィードバックはリアルの友達から受け取った方がいい。
ー作品はどこから着想を得ていますか?
レトロゲームへのリスペクトが根っこにあります。好きな人が見ると「お」と思うような…。
『8つの秘宝と竜』は『ハイドライド』、『スペースタコ』は『タイムパイロット』だったり。
『絶対負けないRPG』ではアイコンが出たり、塔を登るのが昔っぽさです。昔のゲームはなぜか塔を登るんですよ。
同じようなレトロゲーム好きクリエイターがもっと増えてほしいです。『しゃーしぃやつら』が好きで2作目を期待していたらスタッフだったので残念でした(笑)
ー好きなクリエイターさんはいますか?
古いゲームが好きそうな人、ファミっこさんやあかしすすつぬぬさんの作品が好きです。
エリンギ茶さんの『緑マン』も…おじさんたちが昔のゲームっぽい作品をもっと作ってくれると嬉しいなぁ。
でも、コンテストは子どもたちに1つでも多く賞をとってほしいからおじさんの自分は出しゃばらないようにしています。
Kotaroさんはじめ、小学生クリエイターにはそのまま育ってほしいなと思います。
ーSpringin’での創作のモチベーションはなんですか?
最初の頃は子どもに「父ちゃんのすごさを見せてやろう!」と思ってやってました。絵を描いて仕事をしていても「普通じゃん」なので…
『かいてん こま バトル』はお子さんが友達にも自慢した作品!
でも、遊びのような感覚でできるのでモチベーションなんてないのかも。
ゲーム作りのゲームのようで、作る過程自体も遊んでいる感じ。
ーこれからどんな作品を作りたいですか?
昔のRPGを作りたいです。最近のゲームはビジュアルで説明されている分、想像の余地がないなと思っています。
Springin’内のゲームだとあえて何も説明しないのも生きるような気がします。そうすると「どうしてなんだろう?」と背景のストーリーを考える子も出てくるのではないかと。
Springin’は制約があるからこそ、今の時代の子にもシンプルなゲームが「すごい」と伝わる。「Springin’の中だからこその凄さ」を共有していきたいです。
ーこれからSpringin’を始める方へメッセージをお願いします!
楽しんで作ったことはきっといい思い出になると思います。
楽しむことは好きなことを見つけるきっかけになる。
好きなことを見つけられるのは生きていく上で大切な才能でもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
クリエイターとして、親として、ゲーム好きとして
創作と遊びへの思いが言葉に溢れていましたね。
Poalo65さんの今後の作品をぜひお楽しみに!
そして、同じようにレトロゲームが好きな方の作品をPoalo65さんが待ってますよ!!
Springin’ クリエイターインタビューでは、引き続きさまざまなクリエイターさんの物語をご紹介していきます!
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